ニューアルバムのジャケットが決まりました。正直言って、今まで出したアルバムの中で一番カッコいいです(今回はCDが出ないというのに!)。
新川です。どうも。
それはいいんですが、肝心の音源のほうは、まだ決定を迷ってます(笑)。筋金入りの優柔不断野郎ですからね、ぼくは。
いや、直したいところはもうとくにないんです。決して「完璧」ではないけど、自分なりに納得できるところまでやりましたから。
ただひとつだけ、地味に気に入らないことがあって・・・小さいことと言えば、小さいことなんですけど。
文字通り「音が小さい」んです(笑)。少なくとも今世の中に出回ってる録音作品、あるいは自分の過去のアルバムと比べても、だいぶ小さいんですよねぇ・・・。
でもマスターの音量は、それ以上上げられないんです。それ以上上げると音が荒れちゃうの(詳しい説明は、ややっこしい話になるので省略します。離婚した夫婦と同じくらい複雑な事情がオーディオの世界にもあるのだと思ってください)。
もともと昔から、ぼくの作る音源は音が小さいんです。理由は、誰も使わないようなチープな機材を使って、誰もやらないようなヘンな作り方をするせいです。どこまでも自己流の録音術を確立した結果、小さい音しか出せなくなってしまった(笑)。
だから今まで出したアルバムは、マスタリングのときにエンジニアさんに音を大きくしてもらってたんですよ。でも今回は全部自力だったので、そういうことができなかったわけ。
で、音を大きくするだけなら誰かに頼めばカンタンにできるんじゃないかと思って、そういったことに詳しい友人に相談したりとかしたんですけどね。「むずかしいよ、これは」って話になって。できなくはないけど、マスターの音源をけっこういじくることになると。「それもちょっとなぁ・・・」みたいな。
で、今絶賛迷い中(笑)。「全て成り行きにまかせる」っていう、これまでの方針に従えば、「音が小さいレコードになっちゃった」ことも受け入れるべきなんでしょうけれども・・・実際「もうこれ以上いじくりたくない」っていうのも正直な気持ちだったりするんでねぇ。まぁ、あとは「各自ボリュームを上げて聴いてください」と言うしか(笑)ないんでしょうけど・・・うーん。
それではまた。